撮影コーディネート

パナマ雑誌取材レポート 〜2026年4月末、パナマの魅力を巡る旅〜

2026年4月末、日本の雑誌取材コーディネートのため、パナマ各地を巡りました。
都市、自然、歴史、そして運河。コンパクトな国でありながら、これほど多彩な表情を持つ国はなかなかありません。

そして何より、ここパナマは私たちにとって“ホームグラウンド”でもあります。
長年にわたり撮影コーディネート、旅行、ロケサポートを行ってきたこの国には、ガイドブックには載っていない魅力が数多く存在しています。

今回は、実際に訪れた場所を中心に、取材の様子とパナマの魅力をご紹介します。

アンコンの丘でナマケモノ発見

ミツユビナマケモノ

取材スタートは、パナマシティ中心部近くにあるアンコンの丘。ここは市内を一望できる有名スポットですが、実は野生動物とも出会える場所です。今回、取材チームはなんと野生のナマケモノを発見。

木の上でゆっくり動く姿はとても愛らしく、都会のすぐ近くとは思えない光景でした。

高層ビル群とジャングルが共存するパナマらしい瞬間。
都市と自然の距離の近さに改めて驚かされました。

パナマ運河鉄道 〜大自然を走る特別な列車〜

パナマ運河鉄道パノラマ車両

今回の取材で最も印象的だった移動のひとつが、パナマ運河鉄道です。

パナマシティからコロンまでを結ぶこの鉄道は、世界でも珍しい「運河沿いを走る列車」。
車窓からは巨大なコンテナ船、熱帯雨林、そして運河の風景が次々と現れます。

特に朝の柔らかな光の中で見るガトゥン湖周辺の景色は圧巻でした。

車内はクラシックで落ち着いた雰囲気があり、まるで昔の探検家になったような気分。
短い乗車時間ながら、パナマという国のスケール感を感じられる特別な体験でした。

おすすめは、天井がガラス張りになったパノラマ車両。
この特別車両は1編成のみで、販売開始と同時に売り切れになるほどの人気を誇ります。

頭上まで広がるガラス窓からは、ジャングルや運河の景色をダイナミックに楽しむことができ、まさに“走る展望席”。

車内はレトロで重厚感のあるデザインになっており、鉄道好きにはたまらない空間です☆

パナマ運河 〜世界物流を支える巨大インフラ〜

パナマ運河

パナマといえば、やはりパナマ運河。

今回の取材では運河を間近で見学し、実際に巨大船が通過する様子を撮影しました。
テレビや写真では何度も見ていた場所ですが、実際に目の前で見るとその迫力はまったく別物です。

巨大な貨物船がゆっくりと水位を変えながら進んでいく光景は、人類の技術力そのもの。

「世界の物流がここを通っている」

そう実感できる瞬間でした。

日本企業とも深い関わりを持つパナマ運河は、単なる観光地ではなく、世界経済を支える重要拠点でもあります。

昨今は中東情勢の緊張や国際物流ルートの変化により、改めてパナマ航路の重要性が高まっています。
その影響もあり、中米の小国パナマには世界中から莫大な物流マネーが集まり、国の経済にも大きな恩恵をもたらしています。

運河を見ていると、「小さな国が世界を動かしている」ということを強く実感させられます。

ガトゥン湖ツアー 〜熱帯雨林と野生動物の世界〜

ワニの赤ちゃん

運河エリアに広がるガトゥン湖ではボートツアーへ。

湖に出ると、そこはまるでジャングル映画の世界。
静かな水面の周囲には熱帯雨林が広がり、運が良ければ野生動物にも出会えます。

今回の取材では、ワニ、サルや色鮮やかな鳥たちを見ることができました。

そして何より不思議だったのは、「巨大コンテナ船」と「ジャングル」が同じ空間に存在していること。

世界有数の物流ルートの中に、これほど豊かな自然が残されているのはパナマならではだと思います。

チリキ地方・Finca Lérida 〜パナマ高原の静かな時間〜

Finca Leridaホテル大自然の中で朝食

取材中盤では、パナマ西部・チリキ県の高原地帯へ向かいました。

パナマシティから飛行機で約1時間。
そこには、都会とはまったく異なる、涼しく穏やかな世界が広がっています。

ボケテにあるFinca Léridaは、広大なコーヒー農園の中に建つ美しいホテル。
標高の高い山間部に位置しており、パナマシティの暑さを忘れるような心地よい気候が魅力です。

朝は鳥の声で目覚め、冷たい山の空気を感じながら味わう一杯のコーヒーは格別。
都会の喧騒を忘れさせてくれる、贅沢で静かな時間が流れていました。

この地域は、世界最高峰とも言われるゲイシャコーヒーの産地として有名で、日本のコーヒー業界とも深いつながりがあります。
実際に日本から訪れるバイヤーやコーヒーファンも多く、“パナマコーヒー”というブランドを世界へ押し上げている場所のひとつです。

ホテル周辺には自然散策コースもあり、色鮮やかな野鳥や豊かな森林風景を楽しめるのも魅力。
自然、気候、食、そしてコーヒー文化。

ここには、都市部とはまた違う「もう一つのパナマ」がありました。

パナマ旧市街 〜歴史と現代が交差する街〜

カスコビエホにて

最後はパナマ旧市街・カスコビエホ。

石畳の道、スペイン統治時代の建築、美しい教会。
一歩歩くだけで歴史を感じるエリアです。

近年はおしゃれなカフェやレストラン、ルーフトップバーも増え、観光客にも非常に人気があります。

夕暮れ時、海沿いから見るパナマシティの高層ビル群と旧市街のコントラストはまさに絶景。

「歴史都市」と「近未来都市」が同時に存在するのが、パナマの大きな魅力だと思います。

まとめ

今回の雑誌取材を通して改めて感じたのは、パナマという国の多様性でした。

世界物流の中心でありながら、熱帯雨林が残り、歴史的街並みもあり、美しい高原地帯まで存在する。

さらに、日本から見るとまだ「知られていない魅力」が数多く残されています。

取材チームからも、

「想像以上に面白い国だった」

という声が多く聞かれました。

これからパナマは、観光地としても、ビジネス拠点としても、さらに注目されていくかもしれません。

今後も現地から、リアルなパナマの魅力を発信していきたいと思います。

アメリカ橋とネコ

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