南米ロケ

【2022年完全版】パナマ共和国での撮影・ロケにおすすめスポット9選

中南米パナマ共和国での撮影やロケをご検討されているテレビ局、制作会社、企業様はどのスポットでの撮影が良いのかまた可能なのかを気にされている方も多いことでしょう。

本記事では、中南米での撮影コーディネート歴10年の弊社が厳選した撮影・ロケに向いているおすすめスポット9選をご紹介致します。是非、撮影・ロケにご活用ください。

弊社では、撮影だけでなく個人旅行コーディネートも行っておりますので、ご興味がございましたら是非以下までご相談ください。

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パナマ共和国撮影おすすめ9選!パナマはどんな国?

パナマ共和国は人口400万人、国土面積は北海道の4分3程度の中南米の小さな国です。
北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置する共和制国家であり、北西にコスタリカ、南東にコロンビアに接し、北はカリブ海、南は太平洋に面しております。
そんな小さなパナマにも撮影におすすめの場所がたくさんあります。詳細はこの後1つずつご紹介していきます。

 

No. パナマで有名な撮影訪問場所

理由

1 パナマ運河 世界3大運河の1つで、日本の教科書にもでてきて皆一度は勉強し聞いたことがあるため
2 サンブラス諸島 世界でも有数の透明度を誇るパナマ最高峰のカリブ海であるため
3 ゲイシャコーヒー 世界のコーヒー品評会で最も高値をつけたコーヒーであるため
4 ケツァール 緑色に輝く長い尻尾は幻の鳥とも表現される美しい鳥であるため
5 ダリエン国立公園のオオギワシ 絶滅危惧種に指定されるオオギワシは鳥類最強最大とも言われているため
6 エンベラ族 パナマにいる原住民族の中でももともと裸族であり、色鮮やかな民族衣装を今は着るようになったパナマを代表する先住民族の1つであるため
7 世界遺産都市 カスコアンティグオ 世界遺産に登録されるほど美しい景観を残しているため
8 世界遺産都市 パナマビエホ 世界遺産に登録されるほど歴史ある場所であるため
9 パナマシティの高層ビル群と夜景パナマ・シティ 中南米のシンガポールと言われるほど迫力あるビルが乱立し中南米諸国とは思えないほど発展しているため

そもそもパナマってどこにあるの?

パナマ・シティは、日本から約13000キロ程離れた日本の裏側に位置しております。
北にはアメリカ大陸があり、南には南アメリカ大陸があるちょうどそこの中心にパナマは位置しております。

日本から何時間くらいかかる?

日本とパナマシティ(パナマの首都)間の平均フライト時間は20〜25時間程度です。

パナマ共和国撮影おすすめ9選詳細情報

パナマ運河

パナマ運河
パナマ運河は、パナマ・シティ中心地から車で20-30分移動したミラフローレス地区に位置しており、アクセスもよくパナマの定番スポットといえるでしょう。

パナマ運河は,太平洋と大西洋をつなぐ運河中央部に海抜26mのガトゥン湖(最高点)が存在し,標高差があるため,閘門式の運河(閘門を用いて船の水位を上下して通過させるの)です。標高差がないスエズ運河と異なり,パナマ運河内には5つの閘門があります。

数十万トンもある船がものの15分足らずで8m〜10m上昇下降する光景は、タイムラプスで撮影すると非常に興味深いでしょう。パナマ運河を通行できる最大の船をパナマックス船と呼びますが、この船が閘門を通過する際の両側の隙間はわずか数十センチ程となるため、針の穴に糸を通すような船長の運転技術も見どころの1つと言えるでしょう。

撮影にはシネマ庁の許可とは別にパナマ運河庁の許可が必要となります。運河庁の許可さえとれれば、一般旅行客が立ち入ることのできない旧オペレーター室に入ることもできるので撮りどころ満載です。

サンブラス諸島

サンブラス諸島
サンブラス諸島は、パナマ・シティ中心地から車で3時間半、そこから電動ボートで1時間ほど移動したパナマ北部カリブ海地域に位置しております。

エメラルド色に光輝くカリブ海の透明度は世界でもトップクラスと言われており、絵変わり間違い無しの定番の撮影スポットとなります。

約365の島々からなるこの諸島には原住民族のクナ族が暮らしており、現地の生活を垣間見ることができます。観光用の有人島から無人島まで様々あるため、1日で全てを回り切るのは不可能です。ある程度有名なIsla Perro(犬島)やIsla Pericano(ペリカン島)にしぼり回ると良いでしょう。天候は荒れやすいですが1日大雨が続くということはないので、1日いればどこがで太陽が射すタイミングがあるでしょう。

ボケテ地区:ゲイシャコーヒー

ボケテ地区:ゲイシャコーヒー
パナマには、世界で最も高値をつけたゲイシャコーヒーが存在します。

価格は高値で取引されており、パナマゲイシャに特化しているコーヒーの品評会「ベスト・オブ・パナマ」のオークションで1ポンド (450 g)あたりの生豆の価格が、エスメラルダ農園でゲイシャが発見された2004年以降、同年21ドル、2005年に20ドル、2006年に50ドル、2007年に130ドル、2013年に350ドル、2017年に601ドル、2018年に803ドル、2019年に1,029ドル、2020年に1,300ドル、2021年には2,568ドルと現在も価格上昇中です。

この超高級コーヒーの味わいは酸味が強く、まるで高級紅茶をのんでいるかのような不思議な味わいです。

パナマ原産のゲイシャコーヒーの多くは中国をはじめとしたアジア諸国に輸出されておりますが、パナマ国内でもごく一部のコーヒーショップにて当然試飲することは可能です。

パナマシティからフライトで1時間、車で1時間半程移動したパンマ西部のダリエンボケテ地区では栽培方法、過程、収穫方法、テイストまで体験できる農園が多数存在します。この地区は標高1500m〜1800mあり日本の軽井沢のような気候で、年間平均気温35度のパナマにいることを忘れさせてくれる場所であります。

その気候ゆえ、コーヒー栽培に適した地であります。またパナマ・シティへ届く野菜の出荷元でもあるため、現地のレストランでは新鮮な野菜を堪能することができるのでこちらも必見ポイントです。

ボケテ地区:幻の鳥ケツァール

ボケテ地区:幻の鳥ケツァール
ゲイシャコーヒーと同地区にある森林地域には、幻の鳥ケツァールが生息しております。雄鳥の非常に長く美しい尾っぽを靡かせ羽ばたく姿は見るものを虜にします。遭遇率はけして高いものではないので、2-3日程撮影日を撮っておくと良いでしょう。

ダリエン国立公園のオオギワシ

ダリエン国立公園のオオギワシ
パナマ・シティ中心地から車で約4時間走ったパナマ東部に敷地面積平方5790㎢の巨大な世界遺産ダリエン国立公園が存在します。

ここではパナマの国鳥であるハーピーイーグル、和名:オウギワシが生息しております。オウギワシは猛禽類最強とも言われており、羽を広げたときの両翼は約2m、その握力は驚異の120kgです。アントニオ猪木も顔負けです。

現在は絶滅危惧種に指定されており、数が減る一方のこのワシを自然観察できる数少ない場所がこのダリエン国立公園です。

野生動物でかつ遭遇率もかなり低いため、撮影日を十分とって挑む必要がありますが、撮れたときの反動は大きいことでしょう!この地域ではもとも裸族で現在は観光面から衣服を身にまとうようになったエンベラ族も生活をしているので、彼らのジャングル生活に密着するのも面白いでしょう。

エンベラ族

エンベラ族

パナマシティから車で1時間北上したチャグレス川流域チャグレス国立公園の中にエンベラ族の集落が存在します。

もともとパナマ東部のコロンビアに隣接するジャングルに住む先住裸族でしたが、アメリカがパナマ運河建設に着手した1900年初頭からジャングルのゲリラ戦、ジャングルの水先案内人として連れてこられた背景があります。

現在は、それに加えジャングルの生活の不便さから都市部に利便性と観光収入を目的として移住してきたエンベラ族もおります。彼らの生活や歴史にクローズアップするもの非常に面白いでしょう。

世界遺産 旧市街 カスコアンティグア

世界遺産 旧市街 カスコアンティグ

パナマシティ中心地から車でわずか15分に位置するカスコアンティグオは、その町並みの美しさから1997年に世界遺産に登録されています。

1600年代後半に建設された建物の多くはヨーロッパ調の名残をのこし、歴史を感じることができます。また多数のブティックホテル、ラム酒Bar、ルーフトップBar、ナイトクラブ、パナマハット専門店、レストラン、おしゃれなカフェが存在し、若者や観光客が最も集まる場所であります。

なかでもサンホセ教会にある光り輝く黄金の祭壇は、海賊から幾度となく攻撃をうけても守りぬいた逸話もあり、撮影必見箇所となっております。歴史地区の面積はわずか50万㎡のため、徒歩で1〜2時間もあればすべて回りきることが可能です。教会や運河博物館にはそれぞれ特別な撮影許可が必要となっております。

世界遺産 パナマビエホ

世界遺産 パナマビエホ
同じくパナマ・シティから車で15分程の場所にパナマで最初に建設された街、パナマビエホの跡地があります。

1501年にヨーロッパ人が侵略し、1519年にパナマで最初の植民都市であるパナマビエホが完成致しました。2019年はパナマ市生誕500周年記念でもありました。

この建物は、パナマで最も古い建造物であるため侵食が進んでいること、海賊から襲撃を受け火事になった背景から建物のほとんどが失われております。

それでもそこに残る建物にはなにか情緒や趣があり、いつもより少し想像力を膨らませれば過去の素晴らしかった町並みをイメージすることができるでしょう。また1671年に致命的となった襲撃を受けたことから都をカスコアンティグオに移すこととなります。

極力当時の建物を残すべく建物の一部、例えば教会の鐘、一部の教会の土壁等はそのままのものを運んでおり、今尚当時の部品等が確認できます。

パナマシティの高層ビル群と夜景パナマ・シティ

パナマシティの高層ビル群と夜景パナマ・シティ
パナマトクメン国際空港から車で30分程に位置するパナマ・シティ中心地にはカジノや高層ビルレジデンスやテナントが多数存在します。

地質学上地震が少ない場所であり、そのため50階を超える高層ビルが乱立しております。そのためパナマは、中南米のシンガポールやマイアミとも呼ばれています。

第一次産業、二次産業がなく不動産業や金融業を中心とした第三次産業国家であることが、このビル郡の背景にあります。

特に夜景は非常に綺麗で、市内にあるハードロックホテルの屋上や旧トランプタワーの屋上バーからの撮影は絶好の撮影スポットです。

まとめ

本記事では、パナマでおすすめの撮影スポットをご紹介しました。

弊社では、撮影だけでなく個人旅行コーディネートも行っておりますので、ご興味がございましたら是非以下までご相談ください。
kohei@highvoltage.com.pa

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